グッピーと10年 その2

長女の入学式の頃、我家のグッピーは10匹になりました。

二組のつがいから、子どもが6匹増えたことになります。

グッピーは卵胎生の魚なので卵を産まず、メスの胎内で卵が孵化し稚魚として産まれてきます。

母親が自らの胎内で卵をかえし子どもを産むことで、生存率を高めるよう長い時間をかけて進歩したのかもしれません。

とは言え、産まれたばかりの5ミリほどの稚魚は、水槽の隅のエアーポンプの陰にジッと身を隠し、体が大きくなるのを待ちます。

体長が10ミリ位になると姿を見せ活発に泳ぎ出し、暫くすると親から受け継いだ色を身に纏い始めます。

長女の大学生活も、そろそろと始まったようです。