オッペンハイマー

映画「オッペンハイマー」を観ました。

J・ロバート・オッペンハイマー(1904-1967)ドイツからのユダヤ系移民の子は、米国の理論物理学者。

理論物理学の広範な領域にわたり大きな業績をあげた。特に第二次世界大戦中の、ロスアラモス国立研究所の初代所長としてマンハッタン計画を主導し、卓抜なリーダーシップで原子爆弾開発の指導的役割を果たしたことから「原爆の父」として知られる。戦後は米国の水素爆弾開発に反対したことから公職追放された。

Wikipediaより

監督は、クリストファー・ノーラン。

本作では、原爆が投下される前と後を時間軸として交互に描写しています。

また同時に、いくつもの対立軸を交錯させていきます。

「アメリカとソ連」
「ゲルマン人とユダヤ人」
「資本主義と共産主義」
「創造と破壊」
「称賛と非難」
「正常と異常」
「男と女」
「生と死」
そして
「善と悪」

映画は、冒頭1947年の場面に戻りエンディングを迎えます。

オッペンハイマー:
「アルバート? 以前、私がこの計算式を携えあなたを訪れたとき、私たちが全世界を破壊する連鎖反応を起こしてしまうかもしれない。と思っていたのですが…」

アインシュタイン:
「よく覚えているよ。それが何か?」

オッペンハイマー:
「私は、私たちがそうした。と信じています」